(仮訳)ウェールズ産の新種のコウヤクタケ類、Phlebiella caricis-pendulae
Roberts, P. 2002. Phlebiella caricis-pendulae: a new corticioid fungus from Wales. Synopsis Fungorum. Available at: https://www.mykoweb.com/systematics/literature/Synopsis%20Fungorum%2022.pdf [Accessed September 8, 2022] 【R3-09856】2022/9/8投稿

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3行まとめ

ウェールズのカーマーゼンシャーで採集されたコウヤクタケ類の一種をPhlebiella caricis-pendulaeとして新種記載した。
本種はCarex pendulaの枯葉に生じ、担子胞子が疣状で非アミロイド、菌糸にクランプを欠くことなどで特徴づけられた。
本種は担子胞子が類似するP. tulasnelloideaや同じカヤツリグサ科植物に生じる2種とは形態的に異なっていた。
Wales, Carmarthenshire, Llandybie, Glynhir Estate

(新種)

Phlebiella caricis-pendulae P. Roberts
語源…Carex pendula
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phlebiella tulasnelloidea
担子胞子の形態が類似している
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子の腹側があまり窪まないという特徴を欠く
Phlebiella aurora
同じスゲ属植物に生じる
本種と異なりCarex pendulaではなくC. paniculataなどに生じる
本種と異なり担子胞子表面が疣状~刺状ではなく平滑である
Phlebiella paludicola
同じカヤツリグサ科植物に生じる
本種と異なりCarex pendulaではなくCladium mariscusなどに生じる
本種と異なり担子胞子表面が疣状~刺状ではなく平滑である